はじめに 燻製との出会い

1998年、カナダのプリンスエドワード島(赤毛のアンの舞台になった島)に、一ヶ月間ホームステイ
をした。
オーナー夫人がお料理上手で、よく燻製を作ってはパーティを開いていた。
準備は数日前から始まった。

まず買い物。
豚の半身(約10kg、鶏5羽、ソーセージ3kg等々・・・)
たいそうな材料で度肝を抜かれた。

下ごしらえ、燻煙と大仕事に見えたが、中年のご夫妻は仲良く楽しそうに作業していた。

燻煙

燻製用竈は裏庭に設置されている。6畳ぐらいの屋根付き小屋に一式固定されている。
陶芸用竈を大きくしたようなもので、上に金属製のパンを乗せて、中のフックに食品を吊す。
下で薪を燃やす。

朝、火入れをして、しばらくすると第一陣ができあがる。
燻製特有の芳しい香りが立ちこめる。
食材毎に何回かに分けて燻煙する。

「ゆめ子、トレイを保温庫に入れて。」
「はぁ〜い。」
冷めないようにしまって置く入れ物もある。

燻製パーティ
私が勝手にそう名付けた。

そのうちにちらほらとお手伝いの人も現れて、裏庭のテーブルがセットされていく。
野菜、果物、パン、ケーキ、飲み物などや食器も山のように置かれて、準備完了。

夕方、村中の人が全員集合したかと思うほど人が集まる。
かやかやとそれは賑やか・・・

あんなに美味しくて、ダイナミックなパーティは、後にも先にも見たことがない。


さて、
この時の燻製の美味しさが忘れられない。
好奇心旺盛な私はなんとかしてあの味を自分で出せないものだろうかと思って、見てきたこと
教えてもらったことを参考にして試作を続けた。

最大の問題は用具と場所と分量のこと。

場所はマンションのベランダ。

用具は
ホームセンターのような店にちょっと置いてあるが、大がかりで大変高価。
一式揃えたら10万円でもたりない。
第一普段それをどこへ置いておくのか。

分量はカナダの
二十分の一ぐらいにすればいいのかな?
その時は調味料も比例して減らせばいいのかな?

「燻製の作り方」の本を読んでみると
高価な用具が必要だしやたら手間暇かかって、素人ができそうなことではない。

そこで、カナダのことは横においといて・・・
そして参考書にも頼らないで、私流の燻製の作り方を見つけようと思った。

用具は
卓上ガスコンロ、フライパンと中華なべとふた、餅焼き網、アルミホイル

食材は
豚バラ肉1kg、 とりウイング 10本

ここから始めた。
初めからうまく行くはずはない。
ある時はしょっぱくて、ある時は加熱し過ぎで堅くて、ある時は色づきが悪くてと、
失敗の方が多いようなありさまだった。

でも、ゆめ子おばちゃまは諦めずにチャレンジした。

そしてついに、自他共に認める「天下一品」の燻製ができるようになった。
一年以上かかって・・・

さあ
あなたも燻製作りに挑戦してみませんか。
この楽しさをぜひ味わってください。
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なにか発見なさったら、教えていただけると嬉しいです。

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自家製燻製の作り方